2009年12月25日金曜日

機械製氷発祥の地


横浜村が開港してからまもなく横浜港に氷が輸入されてきた。
また当初の氷はボストンと函館の氷が輸入されていたが、
ボストンの氷は横浜まで長時間掛かるため高価な氷とされていた。
その氷で元町周辺の居留地で商売をしていた外国人も居たほどである。
そして、函館からの氷は、頻繁な外国船の出入と言う海運の利便さが大きく横浜や東京に輸入された。
日本人では中川嘉兵衛が1864年の11月に「氷売り込み」を出願し、
氷の切り出しから各地で試みて失敗したが、1869年に函館氷の出荷に
初めて成功する。日本の機械製氷の歴史は福沢諭吉が熱を出したことが始まりとされている。
また、1879年には元町周辺にオランダ人ストルネブリンクが経営していた横浜初めての機会製氷工場が創業した。その後も経営者は何度か変わったが、関東大震災の1923年まで経営を続けていた。

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