2009年12月25日金曜日

増徳院(薬師堂)


元町1丁目13番地、現在の元町プラザの場所にあった寺院。古くから町(まち)の人たちの信仰の中心的存在だった。震災後、1928年(昭和3年)に南区平楽103に再建し、戦災を経てそのほとんどが平楽へ移転した。現在元町にあるのは、1972年(昭和47年)に再建された薬師堂のみ。大同年間(9世紀初頭)の創立といわれていますが、記録は残っていない。
 ペリー艦隊のミシシッピ号の船員の葬式が行われたときは、葬儀の列は街中を太鼓(たいこ)の音に合わせて行進し、住民達は家や店から出てきて、見物(けんしたとされる。そのとき埋葬された場所は増徳院の境内の丘で、現在の外国人墓地の一部で最も古いエリアとなる。

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